"안녕, 나야" カイDJ ヤングストリート
小学生の頃だったかな。ビリーエリオットという映画を観たんだ。
炭鉱町でバレリーナになる夢を抱く少年ビリー。
映画を観た瞬間に僕の心が動き始めた。
そう、バレエを習い始めたんだ。
ジャズダンスに続いてバレエを習い、それから僕は練習生になった。
練習生時代、僕は一番に練習室に来て一番最後に練習室を出る子として有名だった。
観ている人には分からない太ももの筋肉の動き。ターンするときの僅かな揺れ。指先に届く感情の処理。
僕が気に入るまで練習室を出ることはなかった。
祝日も休日も夏休みも 僕はこうして練習室と共に過ごした。
誰かがこんな僕を見て愚かだと言うかもしれない。
デビューが決まってるわけでもないのに何故そんなに練習するのかと。
同期はもうみんなデビューしているじゃないかと。
そうやって練習してきた代償がこれかと思われるかもしれない。
だけど、僕は自分自身に堂々としていたい。
僕が満足する動作、僕が自信を持って披露することができるそんな振り付けが完成するまで最善を尽くしたい。
練習室に流した汗は決して無駄にはならないと信じている。
「誰かの人生が、誰かの風景になる」という言葉がある。
僕のこの人生が いつかは誰かの風景になればいいなと思う。
〔 訳:xiu0348 〕
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